稲作目次


2007年度 稲作日誌

月日 天気 種まき後 移植後 出穂前
(予定)
作業等内容
 籾種購入。国華園。5kg。コシヒカリ。
  今年は昨年の稲の生育が思わしくなかったので、購入した。農協に問い合わせたら種はないという。そこで国華園から購入した。足りない分は自家製で作る。もちは自家製。
5/5 曇り  自家種塩水選。
 自家種、及び購入種を温湯消毒。
 浸水。
 
5/11 晴れ  床土を箱に入れる。
5/12 晴れ  夕方、種籾の水揚。
5/13 晴れ  種まき。
 うるち、全て購入種(こしひかり)120g蒔き。36箱
 もち、自家種。芽が出ない分も勘案し140g。6箱
 種まき後、不織布とシルバーシートで覆い、トンネルに銀色のシートを被せる。
 種まきは手蒔きのため結構時間がかかる。
5/15 晴れ 2  芽が出だす。
5/16 晴れ 3  すずめよけにネットを張る。
5/17 晴れ 4  シルバーシートを外すが、夜間のみシルバーシートで覆う。
 
5/19 晴れ 6  夜間、シルバーシートで覆う。
 田の畦の草きり。
  
5/20 晴れ 7  一部隅の方に水掛が不足して、細くなっているところあり。
 不織布外す。
 玄米黒酢500倍液散布。
 田んぼを耕運。水は張らない。本当はもっと早くしたほうが良かったが、ナタネの収穫を待っていたら今日になってしまった。ナタネは、肥料不足と撒く時期が遅かったので、成長せず。
5/22 晴れ 9  HB-101、千倍液を散布。
 苗順調。

5/26 晴れ 13  水量を確保するため、パイプを敷設する。
 41/4インチのパイプを3本。
 前に2本(1インチと3/2インチ)敷設していたので合計5本になった。
5/27 晴れ 14  苗に玄米黒酢500倍液散布。
 溝の補修。穴ほげにコンクリートをうつ。しかし、あちこち穴があり、完全ではない。
5/30 晴れ 17  HB-101、千倍液を散布。
 馬鹿苗が数本見られる。その他は順調。
6/2 小雨 20  あらぐれをつける。
 燃料がなく、小雨のため、1,2,5の3枚だけ。
6/3 曇り 21  残りのあらぐれをつける。
6/4 晴れ 22  HB-101、千倍液を散布。サイクルを間違った。
6/5 曇り 23  トラクタ修理。前車輪のオイル漏れと爪交換。
6/6 晴れ 24  玄米黒酢500倍液散布。
 苗は順調に生育中だが、日の当たるところと日陰では生育(長さ)が違う。
6/10 晴れ 28  雨が降らない。
 玄米黒酢500倍液+も木酢液700倍を散布。
 少し下葉が枯れかかり。
6/11 晴れ 29  午前、鶏糞とマグホス散布。
 午後、代かき。
 鶏糞は、EM発酵と普通の発酵鶏糞を散布。EM発酵鶏糞は、1、2(半分)、3、5に撒く。
 代かきは、時間がかかる。午後2時から7時ごろまでしたが、1,2,5の3枚しかできなかった。5は水が若干少なく時間が余計かかったようだ。
 8時に帰宅。
 溝の水が全く流れていなかったので、溝さらいをして少し流す。パイプを敷設しておいて良かった。雨が何日も降らないので川の水も少なくなって、パイプもピンチ。でも、明後日ぐらいから入梅の模様。
6/12 晴れ 30  前日に引き続き代かき。

6/14 32  久しぶりにまとまった雨。やっと入梅。
6/16 曇り 34  移植。1、2、5を終え、6にかかったが代かきから3日しか経っていず、かつ水が多かったのでやめる。
6/17 曇り/小雨 35  移植。残り。
 1と9にはモチを植える。
 箱苗が8箱以上余る。
 来年は、モチ5箱、うるち28箱でよい。
 今年も薄植え(2本)にしたが、箱も120グラムまきにしたのでばらつきがあり、欠株、1本がかなり多く、補植に結構時間がかかった。
 10にこぼれ種から芽が出ていたので試しに植えてみた。手植え時代の苗みたいで生き生きしている。
 
6/19 曇り 37 2 64  田んぼ見回り。
 6,7がパイプの入り口にゴミがたまりストップ。干上がっていた。
 除草剤購入。
6/25 曇り 43 8 58  除草剤散布。水が少なかったので午前中水を溜め、午後、ジャンボ2袋を大きな田に散布。小さい田らは粒を。
 水を止めるとすぐに干上がるので、掛け流し状態。
 すでに草は生えだしている。
 根はかなり張っている。生長はいい。
7/1 晴れ 49 14 52  畦の草きり。
7/7 大雨のち曇り 55 20 46  前日、107ミリ、本日109ミリの大雨。
 田んぼへ見回りに。パイプの取水付近が流されていた。
 1と2の畦から侵入している草取り。
7/8 曇りのち雨 56 21 45  畦の草きり。
7/14 曇り  62 27 39  台風4号。被害なし。
7/15 曇りのち晴れ 63 28 38  田んぼが干上がっていたので、流されたパイプを敷設。
 田んぼ付近の草きり。 
7/18 晴れ 66 31 352  マグホスと硫安の追肥。
 反当り、7キロ弱。
 分けつは順調。
7/21 曇り 69 34 32  水を止める。土を固めるため。
 葉巻虫がついている。
 
7/22 晴れ 72 35 31  永田中山間地でイノシシの電柵設置。
 暑い。
 
7/25 晴れ 71 36 30  田んぼへ水を入れる。
 ちょっと乾かしすぎたか、ひび割れあり。
 葉巻虫多数。
7/28 晴れ 72 37 29  朝、ストチュー散布。
 玄米黒酢700倍。焼酎35度、木酢液各1000倍。HB1015000倍。
8/2 曇りのち暴風雨 81 46 20 台風5号、宮崎に上陸、大分を通過。
早期の稲は大半が倒れる。
8/5 晴れ 84 49 17   稲は、かなり広く部分的に色がさめている。肥料むらか、虫食いかまだ解らない。
 二回目の水抜き。
8/8 晴れ 87 52 14  水入れ。
8/10 晴れ 89 54 12  生長の早いところは、膨らむ。
 
8/16 晴れ 95 60 6  昼、田んぼ見回り。
 穂が1〜2割出ている。
 まだ他所の田はどこも出ていない。今年はコシヒカリを植えたため早いのだろうか。
8/17 晴れ 96 61 5  午後休を取り、田んぼの道と畦の草刈り。
 隣のTさんは早稲の脱穀。
8/18 晴れ 97 62 4  前日に続き残りの草きり。
8/19 晴れ 98 63 3  出穂。
 もちはまだ。
 1はもちとうるちを混植している。
 
9/9 晴れ  中山間地で休耕田の草刈り。
9/16  台風。被害はなし。
 稲刈りに備え水抜き。
9/21 晴れ  うるち稲刈り。2、3、5。
9/22 晴れ  うるち稲刈り。6、7、8。
9/29 晴れ  脱穀ともちの稲刈り。
10/05 晴れ  稲ワラの裁断と散布。
10/06 晴れ  もちの脱穀。
 ワラの裁断。
 07年度 稲作について

 今年は種を購入した。品種はコシヒカリ。

 肥料は、発酵鶏糞を使用。半分ほどEM発酵。
 肥料やりは、代掻きのときやったため、鶏糞が粉末で流されて濃いところと薄いところのむらができた。全体的に少なかったようだ。
 また、鶏糞と同時にマグホスもやる。
 また、追肥は硫安とマグホスをやった。硫安は薄くやったため、肥効はあまりなかったようだ。
 田別では、5ははっきりと2分され、東側はできすぎ、西側は不作。
 来年は、荒代かき前(水入れ前)に、非発酵鶏糞と発酵鶏糞をやってみる。
 最初に過石、追肥としてマグホスをやる。元肥に肥効が遅い鶏糞をしっかりやっておくと、追肥は不要。
 
 間隔
 株間は18センチは昨年と変わらず。ただし、列間は40センチぐらいにした。通常の30センチでも問題ないようだ。
 
 除草剤は、一発と補完として粒をやったが、散布時すでに芽が出ており、効果がなかった。
 ただし、昨年は背の高い草が生えたが、今年は水草だけだった。
 来年は、粒のみをやってみたい。

 は、今年はパイプを敷設したため、あまり苦労しなかった。昨年までは、水が減るたび溝さらえ、そしてゴミの除去と水に苦労した。

 もちは1と9に作ったが、間違って植えたため、1と8はうるちと混植になった。箱にはっきりと印をしなければならない。
 出来としては、良かったようだ。

 天候は、台風にも会わず、また穂が出てから日照に恵まれたため、よく実った。
 また、今年は異常な暑さで、9月末も夏日。稲刈りも暑くて苦労した。

 病虫害は、葉巻虫にやられたが、生育に影響はなかった。また、ウンカが大発生の予測があったが、発生を見なかった。

 コシヒカリはひのひかりに比べ早稲で10日くらい稲刈りが早かった。

 イノシシは中山間地で電気柵を設置してもらったため、被害にあわなかった。

 分けつはひのひかりに比べ劣るようだ。肥料不足かもしれないが。
 田んぼによっても前年もだが生育に差がある。日照時間が少ないのも影響があるかもしれない。来年は、金がかかるが、魚粉・油粕も施してみたい。また、山影になるところは、3〜4本植えにしたが、分けつは少ない。
 特に、1、2、3、7、8に。
  
 ストチュウは苗の時は、1週間に1回やっていたが、本田は1回だけ。
 田んぼの真ん中がやりずらいので、広い田んぼは中央に通路を作ったほうがいいようだ。