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天草市指定文化財施無畏橋  天草市本渡町 町山口川



  施無畏橋





「せむいばし」と読む。
字面からして、仏教用語だろうと思い、辞書を繰ってみた。
 
「施無畏=
 [仏] @ 三施の一、衆生の種々の畏怖の心を取り除いて、安心させ、救済すること。無畏施。
A 観世音菩薩の異名。<広辞苑>
 この橋を渡りきった目の前に小さな祠がある。無畏庵だ。
 また、この橋の横に一般道の橋が架けられているが、さらに奥に行くと、染岳の霊場、染岳観音院、染岳(380m)がある。

 現在、市の文化財に指定されているが、近々熊本県の重要文化財に指定されることになっている。 
 


橋説明版


本渡市指定文化財
施無畏橋
 
           指定年月日 昭和
50613日 
            管理者   本渡市

 染岳登山口にある無畏庵の参道として架けられたこの石橋は、最初明治
4(1871)に完成したがその後崩壊し明治15(1882)9月に再建された。楠浦の眼鏡橋とほぼ同型で橋長22m、幅3m、石材は下浦石である。庵の入口にある記念碑には戸長、出納方、常詰、世話人、石工、寄進者の名が刻んである。
   本渡市教育委員会