明徳寺 明徳寺山門 天草市本渡町
明徳寺
山門と本堂
天草の乱後、天領になった初代代官鈴木重成は、キリシタン改宗を目的として兄の禅僧鈴木正三和尚の助力を仰ぎ数多くの社寺を建立した。明徳寺はその初開の禅刹で正保2年(1645)創建、代官の懇請によって来島した、山口県瑠璃光寺15代の禅僧中華珪法禅師が開祖となっている。この豪華な山門は享保2年(1714年)三世丹州寿鶴禅師の代に建立されたもので広壮なる本堂を背景に造形の美、結構の妙、他に比類なく当山の一偉観である。 山門は市文化財指定 |
[註] 禅刹… 禅宗の寺 ぜんでら
本渡市指定文化財 明徳寺山門 指定年月日 昭和33年5月1日 管理者 明徳寺 向陽山明徳寺は、正保2年(1645)天草初代代官鈴木重成によって建立され、開山は中華珪法である。楼門は、享保2年(1717)三世丹州寿鶴の時に建てられ、文化5年(1808)十世大容素海の時に再建されている。天草にある楼門の中で、最もすぐれたものである。 本渡市教育委員会 |
[註] 楼門…やぐらのある門 二階造りの門