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栖本城址  天草市栖本町湯舟原

 
 城跡は、栖本町湯船原の小高い丘にある。
 栖本城は、栖本氏の居城であった。天正の天草合戦後、廃城となり一時期栖本群代所が置かれたという。
 
 城跡には、天草四ケ本寺円性寺の山門から上る。円正寺の山門入り口には、巨大な石造の金剛力士像が立っている。
 城跡には、写真の標柱があるだけで、ちょっとした公園になっている。

 この城跡の西下に、県重要文化財の梵鐘がある利明寺がある。

 

栖本城主栖本氏は遠祖藤原氏にして延久2(1070)則隆公菊池へ下向し菊地氏を名のり小島領主となる。則隆公二男小島次郎保隆延久年間天草へ渡り栖本氏初代となる。戦国時代天草五人衆となり天草上島南部を支配しありしも天正17(1589)栖本氏16代下野守親高天草合戦において加藤清正小西行長の連合軍に敗れ以後当域は廃城となる。