太郎丸・次郎丸物語 昔、太郎丸と次郎丸と言うとっても仲の良い兄弟の山がありました。当然、兄の太郎丸のほうが高かったのですが、ある時、兄の太郎丸が「次郎丸、今日も松島の島々に沈む夕日はきれいだなあ」と言うと弟の次郎丸は「兄ちゃんは良かね、毎日きれいな松島の夕陽を見て。俺は兄ちゃんの影で一度も見たことがなか」すると兄の太郎丸は「なんで、早言わんだったか。よし、おまえが見えるように、入れかわろう」と言って太郎丸が動き出したと同時に頂上が崩れてしまい弟の次郎丸より低くなり、弟の次郎丸は毎日松島の美しい景色と夕陽を見れるようになり、大喜びしたそうです。それから、兄の太郎丸より弟の次郎丸が高くなったと言い伝えられています。 |