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千巌山 天草松島  上天草市松島町合津

   


千巌山
(161m)  

 江戸時代初期の寛永14年(1637年)、天草市島原の乱総大将天草四郎時貞が信徒を集め、島原出陣の祝酒を手杓子で酌み交わしたという伝承から手杓子山と呼ばれていましたが、日本国立公園生みの親田村剛博士がこの山に登山して、あまりの奇岩怪石に感嘆し千巌山と命名しました。
 千巌山は、昭和
10月名勝に指定され、昭和31年には国立公園に指定されていますが、呼び名のとおり岩石が多く、その岩間には自然に整枝された姫小松が生育しています。また、眼下には青い海に形よく点在する天草松島の島々と天草五橋が見渡されます。
   熊本県
  






 寛永14年(1637年)、キリシタン殉教戦の総大将天草四郎時貞が信徒の将兵を集め、島原出陣の祝酒を手杓子でくみあったことから手杓子山と呼び親しまれてきたが、その後この山に奇岩が多くあることから千巌山と命名され今日に至っている。
 昭和10年6月に国の文化財名勝に指定され、駐車場や展望台、遊歩道などが整備された。標高162mの山頂からは、青い海に浮かぶ島々や天草五橋を一望できる。また西に有明海と雲仙、北に大矢野島や三角港、東に不知火海をへだてて八代平野を望むことができる。天気の良いときは、遠くはるかに阿蘇の噴煙までも見ることができる。

 
 千巌山からの展望  遠くに見える山は雲仙岳、右下の橋は松島有料道路  
   
 天草五橋 パールセンターから見た四号橋    

千巌山からの展望と頂上付近の岩