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名勝・高舞登山 上天草市松島町阿村

       国指定名勝

 高舞登山  

   昭和10年6月7日 指定

 標高117mのこの山はかつては高太山と記されていたが、雲仙天草国立公園の生みの親竜清六によって「高舞登山」と命名された。
  金毘羅山、白岳、鹿見岳、念珠岳を通り竜ケ岳へ連なる観海アルプスの基点で、現在は遊歩道が整備されている。
 眼下には阿村の干拓地や天草五橋を望むことができ、天草で特に景勝の地として、千巌山と合せて国から名勝の指定を受けている。

   熊本県教育委員会
          平成3年3月建
 高舞登山から宇土半島を望む
   

 
名勝 高舞登山

 高舞登山は標高117mで、昭和10年6月、千巌山と共に国の文化財名勝に指定されている。高舞登山周辺に古壇が多いことから、武将が山に登って、レクリエーション場として舞ったことから高舞登山と名付けられたといわれている。
 西に有明海を経て、はるかに雲仙岳を望み、東に不知火海、はるかに阿蘇の噴煙を眺めることができる松島随一の展望地である。特に夕陽はすばらしく、広く親しまれている。
   =不知火の展望地=

 神秘の不知火は毎年八朔(旧8月1日)の午前1時頃から4時近くまでの干潮時に、不知火海で明滅する。今から2000年前、景行天皇が九州ご巡行のおり闇夜の海上で認められたが、火の正体を知るものがなかった事から(不知火)と言われるようになったと日本書紀にあり、毎年各地からの見物客でにぎわう。