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円性寺 栖本町湯舟原

   仏日山 円性寺 浄土宗

 円性寺は正保二年(1645)に、天草初代代官鈴木重成によって建立された。
 しかし、その以前、創立年も開基も明かでないが、かなり以前から存在していたようだ。
 天草がキリシタンの島となると、キリシタンにより廃寺と追い込まれた。
 また、この寺域が含まれていたかどうか解らないが、寺の裏山は、天草五人衆のひとり栖本氏の居城「栖本城」(跡)がある。
 寺沢時代は、栖本郡代所として、上天草の支配所となった。
 天草一揆後、代官鈴木重成は、寺石として、三十石を与え、四ケ本寺として、天草上島の代表の寺として存在した。
 
 
 
 
 


 
 円性寺の由来等の案内板は設置してありませんが、庫裏書院の建替えに際しての、お礼記念碑の碑文がありますので、一部紹介します。

碑文
佛日山円性寺は初代天草代官鈴木重成公の開基にして、天草の仏教復興と人心の安定、衆生済度の為正保2年(1645)天草四ケ本寺の一つとして創建され、法灯の護持と堂塔の維持に務めて参りました。当山の庫裏書院は文化年間に建立され永年の風雪に耐えその務めを果たして参りました。
しかし、二百数年を経過した今日たび重なる改修にも拘わらず・・・・・・
以下略
  平成11年3月吉日
  円性寺28世成誉照堂 謹書