熊本県指定史跡
宝暦12年(1762年)に高浜村第6代庄屋伝五衛門が、肥前から陶工を雇い鷹巣で窯業を始めました。 当初、茶碗、皿、猪口などを焼きましたが、安永7年(1778年)に長崎出島店売を始め、青絵染付物に加えて赤絵錦手の焼物も製作して送り出し、中国、オランダ等へ輸出しました。 その後、幾多の変遷があり経営不振になりまが、元治元年(1864年)に第12代上田源太夫の時再興し実用物を焼き幕末に至りますが、明治中期に窯は閉鎖されました。 この窯は江戸時代に作られたねので、補修を繰り返しながら、明治32年まで使用されました。本来、7口の焼成室がありましたが、倒壊によって現存するものは4口です。 昭和54年3月24日に熊本県指定史跡として指定されました。 平成17年(2005)3月31日 天草町教育委員会 |