古刹目次  高野山流人墓


平囲山 九品寺


所在地  天草市有明町大浦(江戸時代は、大浦村)
建 立  正保二年(1645)
宗 派  浄土宗
開 山  鈴木重成
開 祖  信誉教我
寺 領  5石


◇松田唯雄編『近代年譜』には、次のように記している。

天保2年 是歳 ・・・・・更に重成、大浦村に浄土宗九品寺を建立、信誉教我を開祖となす。
          時の大庄屋(小崎)六左衛門父子の請願尽力によるものなり。

≪寺院に設置してある案内≫
 
 九品寺縁起

   当山の名称は浄土宗平囲山蓮華院九品寺と号します。
  天草島原の乱後、正保二年(一六四五)に民心安定のため栖本組大庄屋小崎家を願主として創建(寺領五石)され、
  信誉教我大和尚を迎えて開基といたします。
  以下略
  
   昭和六十三年三月
    当山第二十五世
        登誉龍教敬白

≪参考≫
 九品寺とは・・・
   ①仏教で、極楽浄土へ往生する人が、生前に積んだ功徳によって受ける九等の階位。
    上品
(じょうぼん)・中品(ちゅうぼん)・下品(げぼん)の三品を更に上生・中生・下生(げし)の三生で分けた九つ。
    三三品
(さんさんぼん)
    ◇「ここのしな」とも読む。
   ②「九品浄土」の略。生前に積んだ功徳によって、往生する人が分けられる九種の浄土。
   ③「九品蓮台
(くほんれんだい)」の略。極楽浄土にある蓮の葉で作られた台。九等の階位がある。
    蓮の台
(うてな)。九品の蓮(はちす)
                    
 <新潮日本語漢字辞典>

 

山門

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