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魚貫崎の大蛇伝説とアコウ  天草市魚貫町

 
 魚貫と書いて「おにき」と読む。
 魚貫町はかつて魚貫炭鉱の町として栄えた。
 今はその面影はないが、シャリンバイの花咲く遠見岳や東シナ海を展望する海岸美の風光明媚なところである。
 本渡からも牛深からも遠いが、それだけに鄙びた自然を好む人はゆっくりとした1日を楽しみたい。
 
   遠見岳から見る海岸美  奥は茂串  
      魚貫海水浴場。外洋に面しているため水はとてもきれいだが、砂の堆積、流失が繰り返す。
 右の建物は、元市魚貫埼レストハウス。現在は休館中。
 
     魚貫崎のアコウ

 樹高15m、根回り6、7m、樹齢約300年、アコウは徳川時代から船着き場に近く植えられたものが多く、航海中の船に水のあるところを知らせるために植えられたとされ、また船繋ぎにも利用されていた。
 
 
     日輪碑

 その昔、大江の池に通う大蛇様が通路沿いの田畑を荒らして困るので、この碑を建立して行く手を阻み、海上を渡るようにしたという。

 三日月瀬

 その昔、大江の池に通う大蛇様が、陸路を日輪碑によって阻まれたため海を渡るようなり、大シケで  漁師がが大変困るようになった。そこで、北遠見岳西岸の下の下鵜瀬近くにある瀬にも日輪を刻んだところ大しけの日がなくなったと言われるようになった。