島 一春
あなたはつつましい野の花のように はなやかな色の大輪の華よりも 私は野の花が好きです 一春 〈辞世の句 島一春墓石の碑文より〉 |
||||
天草が生んだ名作家、島一春
島一春は、昭和5年上天草市龍ヶ岳町(現)で、生まれた。 |
||||
◆ あゆみ 昭和 5年 熊本県天草郡大道村(現上天草市龍ヶ岳町大道)に生まれる。 |
島 一春の墓と時世の歌 法名「陽春院釈暁浄」 |
|||
◆ 主な作品 『無常米(山小屋・一じょう鍋・秋の蝶・無常米・襲血・老農夫)』 南北社 昭和34年1月 『孤島』東西五月社 昭和34年9月 『燃える蝶』南北社 昭和42年6月 『殉教の島天草』日芸出版 『燃える海』家の光協会 昭和52年7月 『天草おんな恋唄』家の光 昭和53年4月 『産小屋の女たち』健友社 昭和56年11月 『天草の海はみどりなり』健友館 昭和59年5月 『天草灘にひびけ鎮魂の譜』河出書房新社 『田のいる風景』佼成出版社 昭和60年7月 『一万人の産声を聴いた』新潮社 昭和61年7月 『はるかなる天の海』南書房 昭和63年7月 『野苺の首飾り』河出書房新社 平成3年5月 『山河に愛ありて』秀芸社 平成3年8月 『きざまれた風光』河出書房新社 平成4年5月 『椿坂』河出書房新社 平成5年7月 『天草―光と風』東京FM出版 『のさりの山河』熊日新聞 平成8年7月 『天草ぽんかん物語』健友館 平成8年11月 『白い島』河出書房新社 平成9年12月 『燃える岬(無常米・啓太の日記・矢筈の月・燃える岬)』南北社 平成11年4月 『ひとすじの道』健友館 平成12年8月 『故郷の愛』熊日 平成16年2月 など多数 |
||||
〈資料〉天草の史談と文芸22号-鶴田文史編著 天草の史学者・文学者群像(未完)同上 など |