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志岐城址　　苓北町志岐


　志岐城跡は苓北町志岐の消防署の裏山にある。富岡城と比べ整備もされておらず、ちょっとさびしい気もするが、かつて志岐氏が居城とした跡だけに、天草の城跡のなかでも広大な敷地を誇っている。今は栄華のあとは望むべきもないが、天草史を彩った天草五人衆時代を城跡に立って想像するのも一興だろう。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


志岐城址
　
元久2年（1205年）菊池氏の一族藤原光弘が志岐六ケ浦地頭に任じられてから志岐に在住して代々志岐氏を称し、天正17年（1589年）小西・加藤の連合軍に降るまで天草の豪族として勢力を振るっていた。
　この城の築城年代は不明であるが、一の城・ニの城・出丸などの跡があり中世の城跡としてはほぼ完全に保存されているといえよう。
　

　苓北町教育委員会
　　苓北町文化財保護委員


鳥居の奥の建物は神社





志岐城址　遠景

　麟泉の湯から





　天正の天草合戦

　麟泉宮